花巻

新たな出合いに期待 図書館本の福袋 職員メッセージ入り【花巻】

お気に入りのテーマの「本の福袋」を選ぶ親子

 花巻市若葉町の花巻図書館は、4日から「本の福袋」を貸し出している。本の中身が分からないだけに、利用者の関心を引いている。6日ごろまで置く予定で、なくなり次第終了する。

 普段選ばないようないろいろな書籍に親しんでもらおうと2019年に始め、新年恒例の行事として3回目。

 今年は2冊ずつ入れた子供向け37袋、大人向け29袋を用意した。紙袋には、本のテーマとともに同館職員から利用者へのメッセージを添付。「震災から10年 自分だったら目の前の状況にどう立ち向かっただろうか」「パパたち!絵本読んでる!?」「きびしい現実と理想の夢せかい キミならどっちをえらぶ?!」などと興味をそそられる文章が並ぶ。

 初日から子供連れらが福袋を吟味し、お気に入りを手に取っていた。花巻小学校2年の岩岡幹太君(8)は「虫や動物などの生き物に関係する本が入っていたら良いな」と楽しみにしていた。

 同館司書補助員の伊藤美佳さんと岩舘奈穂子さんは「いつもは手に取らない本が入っていると思うので、見たことのない世界に触れていただきたい」と話していた。

 開館時間は平日が午前10時~午後5時、土日が午前9時~午後6時。

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