北上・西和賀

積雪 湯田180センチ 最大瞬間風速 沢内で17・4メートル

 前線を伴う低気圧が北日本を通過した影響で、県内は7日夜から暴風雪に見舞われ、8日も内陸部を中心に雪が降り続いた。

 盛岡地方気象台によると、同日午後5時現在の24時間降雪量(最大)は北上11センチ、西和賀町湯田で35センチ、積雪深は北上35センチ、湯田180センチを記録。最大瞬間風速は同町沢内で17・4メートル、奥州市江刺で10・7メートルを観測した。最高気温は花巻氷点下3・8度、北上同3・5度、江刺同3・9度の真冬日となり、いずれも平年を下回る厳しい冷え込みとなった。

 JRは北上線が前日に引き続き北上―横手間の全線で終日運休。9日も昼まで運転を見合わせ、午後から運転を再開する。東北線は北上線運休の影響で上り北上―一ノ関間で1本が運転を見合わせ、快速の下り1本が水沢―北上間で区間運休。9日も北上―一ノ関間上り1本が運休する。

 東北電力ネットワーク岩手支社によると花巻市矢沢、轟木地内で合わせて66戸が停電した。

 花巻空港発着便は遅れはあったものの日本航空(JAL)が大阪線4便、札幌線2便、フジドリームエアラインズ(FDA)は4便が運航した。

 同気象台によると9日も冬型の気圧配置が続き、内陸部では雪の降る所もある見通し。

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