花巻

コロナ終息、無病息災祈る 鳥谷崎神社でどんと祭・花巻

赤々と燃える炎を前に、新年の幸せを祈る参拝者

 小正月の15日、正月飾りなどを燃やし、1年の無病息災を祈る「どんと祭」が花巻市城内の鳥谷崎神社(稲田典之宮司)で行われた。参拝者は新型コロナウイルスの早期終息や家族の健康を願いながら、御神火に手を合わせた。

 毎年恒例の伝統行事。今年は新型コロナ感染防止のため、手や口を清めるひしゃくや拝殿の鈴を取り外した。併せて分散での参拝を呼び掛けたほか、お神酒の振る舞いも中止した。

 午前10時からの神職によるおはらいが終わると、積み上げられた古いお守りやお札などに火が付けられた。赤々と燃える炎を前に、参拝者は静かに新年の幸せを祈願した。

 家族と訪れた同市本館の会社役員、難波正人さん(59)は「新型コロナがなくなり、健全な商売ができる年になってほしい」と話し、娘たちと来ていた同市諏訪町の40代女性は「去年は長女が大病して入院したので今年は家族の誰もが病気をしないよう守っていただきたいとお願いした」と拝んでいた。

 稲田宮司(63)は「何としても新型コロナの終息が一番。早く明るい世の中になってほしい」と新型コロナ退散を望んでいた。

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