奥州・金ケ崎

5品種食べ比べて 園児招待し営業開始 産直来夢くんイチゴ農園【奥州】

大粒のイチゴをほお張る東水沢保育園の園児

 奥州市水沢真城の産直来夢くんのイチゴ農園は16日、2021年の摘み取り食べ放題を開始した。今年は「もういっこ」を加えて5品種とし、約1万株をハウスで栽培。新型コロナウイルス感染防止対策なども講じながら完全予約制で営業する。同日は東水沢保育園(熊坂悦子園長)の年長組園児が招待され、赤く大きく実ったイチゴを摘み取って笑顔をはじかせていた。

 イチゴ農園は今年で8年目。1700平方メートルのハウス内で冬から春にかけて摘み取りができるとして人気の施設。当初は3品種だったが、19年に「とちおとめ」を加え、今年も新品種が名を連ねた。大粒の甘い5品種がハウス内で育っている。

 同日は年長組「さくら組」の園児21人が来園。同産直の千田亮店長(38)が招待に応じたことに感謝しながら「おいしいイチゴがたくさん実っています。いっぱい食べてお祝いしてください」とあいさつ。農園スタッフからのはさみを使った摘み取り方の説明後、園児たちは熟したイチゴを探して早速摘み取りを体験した。

 園児は手に収まらないほどの大きさのイチゴを見つけて「大きいのあった」と友達や先生に見せたり、大きな口を開けてかぶりついて「おいしい」「甘い」と話したりして楽しんでいた。

 千田修也ちゃん(6)は大きいイチゴを次々に見つけて「ジューシー!」と喜んでほお張った。「大きいのがたくさんあった。おなかいっぱい。おいしかった」と話していた。

 千田店長は「降雪による日照不足、低温などの影響で例年に比べて色づきが遅れていたが、ちょうどオープンに間に合った」とし、「冬の地の果物を楽しんでほしい」と来園を呼び掛けている。

 同園は例年通りに完全予約制で、5月中旬まで営業する方針。第2水曜日の定休日を除く水、土、日曜日と祝休日の開園。時間は午前10時から最終入園は午後2時。料金は30分の摘み取り食べ放題で、大人1800円、小学生1500円、幼児900円、3歳未満無料。

 問い合わせは同産直=0197(26)4141=へ。

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