一関・平泉

厄よけ護符頒布へ 中尊寺 来月の節分合わせ【平泉】

中尊寺が2月2、3の両日限定で頒布する「魔滅大師」の護符。大札(右)と名刺判(左上)の2種類がある

 平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)は、2月の節分に合わせて同寺伝承「魔滅(まめ)(豆)大師」の護符を限定頒布する。2021年の節分会については新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から恒例の豆まきを取りやめ、厄年祈祷会のみ実施するが、護符については今年の節分当日となる来月2日と、厄年祈祷会を行う翌3日の両日に授与される。

 護符は平安時代、法華経に説かれる三十三の童子(観音様の化身)に姿を変えて農民の田畑を守ったと伝えられる慈恵大師良源(じえだいしりょうげん)の姿を表したもので、厄よけ大師や魔よ大師、角大師ともいわれることから厄災を払いのけるとされる。大きさは大札(長さ約23・5センチ)のほか、上質な和紙を用い身に着けて持ち歩くことができる名刺判も用意され、本堂前札所でそれぞれ1000円で頒布する。

 現在申し込みを受け付けている祈祷会出仕者(町内在住の厄年、還暦、丑(うし)年生まれの年男年女)のほか、当日出仕せず祈祷札のみ希望する場合についても、祈祷札に加えてそれぞれ魔滅大師の護符が授与される。

 問い合わせは同寺事務局=0191(46)2211=まで。

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