花巻

“ほっと”できる場に しゃべり場 傾聴活動、今年度で12年目【花巻】

市民が思いを気兼ねなく打ち明ける場として継続している「しゃべり場“ほっと”」

 男女共同参画社会を目指して活動する花巻市の市民団体「女性センターを実現する会」(穂高マツヨ代表、会員23人)は月1回、市民が思いを気兼ねなく話せる場として、同市花城町のまなび学園で「しゃべり場“ほっと”」を開いている。2021年度で12年目となり、何かしらの困り事や心配を抱える人に安心感をもたらしている。

 しゃべり場は、日々を過ごす中での思いを表現する場をつくり、話すことで本人の気付きを促したり、少しでも気を楽にしたりしてもらおうと10年度から始まった。

 性別や年齢などを問わず誰でも無料で参加でき、会員が傾聴役を担う。内容はささいな雑談から家庭問題、社会問題など多岐にわたり、会員は話に耳を傾けながら、ちょっとした励ましの言葉を掛けることも。

 訪れる人は50代以上が中心といい、穂高代表(74)は「ここに来て元気を蓄え、自己肯定感を持ってもらいたい。どんな人にとっても居場所のある日常であってほしい」と願う。

 2月は17日午前10時~11時30分に実施。障害のある児童・生徒らの放課後や休日活動を支援する同市のNPO法人「たんぽぽクラブ」の牛崎恵理子理事長がサポートする。申し込み不要で途中参加も可。個別で話したい人は予約が必要で、正午までの30分間に対応する。

 問い合わせは事務局の川端淑子さん=0198(24)9177=へ。

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