一関・平泉

浄土に金色の孔雀 特別ポストお目見え 平泉世界遺産10周年 町内7カ所へ設置

JR平泉駅前に設置されたラッピング郵便ポストを前に古屋支社長(左)から説明を受ける青木町長

 6月に「平泉の文化遺産」の世界遺産登録10周年を迎える平泉町内に22日、県内初となるラッピング郵便ポストがお目見えした。ポスト全体を世界遺産に関連したデザインで覆ったポストは「世界遺産平泉ポスト」として町内7カ所に設置され、町民や観光客に利用してもらうことで4月から多彩な記念事業も予定されている10周年への機運醸成にも役立てていく。

 ポストが設置されたJR平泉駅前で行われた贈呈式には、日本郵便の古屋正昭東北支社長や青木幸保町長をはじめとする関係機関や団体、中尊寺、毛越寺から14人が出席。ポストの目録贈呈に続いて除幕を行い、ポストが披露された。

 ポストのラッピングは、中尊寺に伝わる国宝「紺紙金銀字交書一切経(こんしきんぎんじこうしょいっさいきょう)」のデザインを基調とした紺色で、下地の模様には浄土に咲くとされている宝相華唐草文(ほうそうげからくさもん)を採用。表面は「郵便POST」の文字、裏面には平泉の宝物に多く用いられている孔雀(くじゃく)が金色でそれぞれ描かれ、側面には世界遺産平泉のロゴマークもあしらわれた。

 披露されたポストを前に青木町長は「世界遺産登録10年は震災から10年の年でもあり、さらなる復興に向けた一体的な取り組みが必要。東北の元気を発信する第一歩になれば」とあいさつ。古屋支社長は「コロナ禍でコミュニケーションが取れない中にあっても、ポストを通じて手紙は世界にもつながっている」と、郵便ポストを活用した平泉のアピールはもとより、人と人とのつながりが深まることに期待を寄せた。

 「世界遺産平泉ポスト」は今後26日までに平泉、長島両郵便局と中尊寺簡易郵便局のほか、中尊寺本坊前と毛越寺前、町立図書館前にもそれぞれ設置される。

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