県内外

土砂災害想定し連携 東北6県警合同訓練 滝沢

土砂に埋没した車両から、被災者に見立てた人形を救出する訓練参加者

 東北管区警察局と県警が主催する2020年度東北管区広域緊急援助隊合同訓練は4日、2日間の日程で滝沢市の岩手産業文化センター(アピオ)を主会場に始まった。初日は東北6県の県警広域緊急援助隊など約200人が参加。新型コロナウイルス感染防止に留意しながら、土砂災害を想定した被災者救出訓練などに当たった。

 訓練は、大規模災害発生時の迅速・的確な災害警備活動のため、幹部の指揮能力や部隊員の災害対処能力向上を図るのが目的。東北6県持ち回りで毎年行われ、県内では4回目。

 本県沖でマグニチュード9・0、最大震度7の巨大地震が発生し、山間部で土砂崩れによる家屋倒壊や車両の埋没が多発した状況を想定している。

 初日は東北管区広域緊急援助隊の警備、交通、刑事、機動警察通信隊の各部隊のほか、北海道警がリモートで初参加し、手指消毒や3密回避などの感染防止策を徹底した上で、県警ごとの班に分かれ被災者救出や仮設信号機設置、放置車両移動などの訓練に臨んだ。

 このうち埋没車両からの救出訓練では、土砂に埋もれた車両を発見した隊員が「誰かいますか。警察が助けに来ました」などと強く呼び掛けながら、被災者の状況を確認。本番さながらの緊張感の中、スコップやベルトコンベヤーを使って土砂を撤去し、窓ガラスを割って被災者に見立てた人形を助け出した。

 県警の今野清彦警備課長は「大規模災害はどんな状況下でも起こり得る。各県警が持つ災害対応のノウハウを共有しながら、コロナ禍でどのような活動ができるのか模索し、今後に生かしていきたい」と気を引き締めた。

 5日は刑事部隊による検視・遺族対応訓練などが行われる。

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