北上・西和賀

つるし雛 華やか 菅野英美さん、千鶴子さん夫妻手作り【北上】

自宅で手作りのつるし雛を飾っている菅野英美さん(左)、千鶴子さん夫妻

 北上市上野町2丁目の菅野英美さん(85)、千鶴子さん(83)夫妻は、今年も自宅に手作りのつるし雛(びな)を飾っている。二人三脚で作り上げた多種多彩な作品が、華やかに部屋を彩っている。

 つるし雛は千鶴子さんが2008年ごろから作り始め、英美さんが飾り付けなどでサポート。作品は年々増え、今年は新たにちょうちん、スイセン、さるぼぼなど5種類約300個を追加。恒例の七宝まり、ふくろう、金魚、野菜類など合わせて48種類、約2500個を飾り付けた。

 千鶴子さんが一針一針丁寧に縫い、時に英美さんもミシンを使いサポートする。「針を動かす作業が好きで楽しい。(英美さんは)細かい作業でも協力してくれる」と夫に感謝し、英美さんも「2人にとって欠かせない作業。日常の会話にもなっている」と笑顔で語る。

 例年、近隣住民をはじめ市内外から見学に訪れるが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため公開しない。英美さんは「来年はコロナが収まり、今年分も合わせて2年分見てもらえるよう今後も作り続けたい」と理解を求める。

 希望者には写真送付などで対応する。問い合わせは菅野さん=0197(64)0566=まで。

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