北上・西和賀

西和賀町 雪害対策本部を設置 積雪257センチ

屋根からの落雪を除雪する住民=西和賀町沢内字新町地内、25日午後1時20分ごろ

 西和賀町は25日、観測地の積雪量が250センチを記録したため、町雪害対策本部(本部長・細井洋行町長)を設置した。設置は最高積雪深253センチを記録した2018年2月19日以来3年ぶり。町は情報収集やパトロールなどを強化するとともに、住宅の除排雪対策や道路交通、ライフラインの確保、農業施設の融雪対策など雪害を最小限に抑える取り組みを進めていく。

 冬型の気圧配置により、23、24の両日は大雪に見舞われて50センチほどの降雪があり、24日午後8時に今シーズンの最大積雪深257センチを記録。過去10年では12年度の287センチに次ぐ積雪量の多さとなっている。

 町は積雪が200センチを超えたことから、2月1日に警戒本部を設置。被害情報の収集や公共施設のパトロール、75歳以上の1人暮らし世帯の見守りを進めるなど警戒に当たってきた。

 町によると、これまでに除雪作業中の男性が除雪機の下敷きになり死亡したほか、屋根からの落雪に埋もれたり、雪下ろし作業中にはしごから転落したりして2人が重傷、1人が軽傷を負った。また農業施設の被害が出ており、22日現在で農機具格納庫、育苗や園芸用のパイプハウスなど17棟の一部損壊を確認している。

 今後は、農業施設の融雪対策に加え、農作物の生育や農作業への影響が懸念されることから圃場(ほじょう)の消雪などの対策も進めていく方針。町総務課の高橋三智昭課長は「今シーズンは一度に降る雪の量が多い。雪解けの時期を迎え、除雪や屋根の雪下ろし作業は複数で行うなど事故防止に注意を促すとともに、農作業への影響が出ないよう対応していく」と話している。

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