金札米レンジで気軽に パックご飯きょう発売 JA江刺【奥州】
JA江刺(小川節男組合長)は、江刺金札米を手軽に味わってもらおうと「レンジで簡単 楽チンご飯」を発売する。これまで検討を重ねての商品化。27日からは奥州市江刺愛宕の産直「江刺ふるさと市場」で販売開始。販売店舗を徐々に増やしていくほか、同JAのインターネットショップでは3月3日から販売する考え。同JA営農推進部金札米販売課の谷謙治課長は「まずは金札米の良さを手軽に味わってもらいたい」と話している。
同JAでは、江刺金札米ブランドで冬眠密着包装(パック米)、キューブ米などの商品を展開。レンジ調理ご飯はこれまでも商品化を検討しており、試作品を作ったこともあるという。試作段階で商品化要望が出されていた。コロナ禍の巣ごもり需要などへの対応とともに、気軽に良さを味わってもらって金札米ファンを増やそうと販売を決めた。
「江刺金札米」のひとめぼれを使った商品は、茶わん1杯より少し多めの180グラム。味について「風味や甘みといった金札米の良さを引き出せていると感じた」と谷課長。賞味期限は8カ月と保存がきき、電子レンジ以外にも熱湯で温めても食べられる。「災害時の備えとして備蓄してもらっても良い。今後、防災グッズとの組み合わせも考えたい」と話している。
現在は新生活準備として同JAで展開中の「送料無料キャンペーン」(3月5~25日発送)でも注文を受け付けており、キャンペーでは1箱(24食入り)税込み3240円を販売。
27日から通年販売を開始する江刺ふるさと市場では、箱売りのほか、1食(税込み145円)、3食入り(同420円)もラインナップされる。
谷課長は「手軽に食べられる商品として発売。まずは賞味してもらい、ご愛顧していただきたい」と呼び掛けている。
問い合わせは同JAの江刺金札米販売センター=0197(35)7144=へ。