花巻

医療貢献へ決意新た 規模縮小し卒業式 花巻高看

卒業証書を受け取る卒業生
答辞を読み上げる卒業生代表の小野優美さん

 花巻高等看護専門学校(大島俊克校長)の第44回卒業式は4日、花巻市御田屋町の総合花巻病院佐藤記念ホールで行われた。卒業生41人のうち39人が出席し、地域医療に貢献する決意を新たにした。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から規模を縮小して実施。来賓や外部講師の参列を見合わせ、卒業生と保護者、教職員ら約90人が出席した。

 式では、マスクを着用した卒業生が大島校長から卒業証書を受け取った。

 大島校長は「新型コロナの影響で生活様式が変わり、講義や実習でも苦労したことと思う。どんな状況でも柔軟に対応できる有能な看護師に成長されることを願っている」と式辞。

 曽祖母や祖父母を亡くした経験から看護師を目指し、県内の医療機関へ就職予定の卒業生代表、小野優美さん(21)=一関市出身=は答辞で「看護の勉強には楽しさの半面、厳しさも感じたが、同じ志を持つ仲間や先生方に支えられた」と学生生活を振り返り「社会の変化に対応可能な看護実践能力と人間的魅力を備えた看護師を目指し、地域貢献していきたい」と述べ、看護の道への第一歩を踏み出した。

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