一関・平泉

舞い散る桜 黒板に春 関が丘市民セ【一関】

吉田さんが描いた関が丘市民センターの黒板アート

 一関市字沢の吉田有華さん(32)による関が丘市民センターの黒板アートが地域で話題を呼んでいる。桜が散る風景が巧みに表現され、利用者らが「チョークで描いたとは信じられない」「きれい」などと驚いている。

 同センター児童室の縦1メートル、横2・7メートルほどある黒板に、ピンクや白、緑、青、黄色のチョークで、桜が舞う様子が地面から空を眺めるように描かれている。

 吉田さんによると、市内の中学校で12日に卒業式があり、サプライズ企画として黒板アートの制作を依頼された。そのため同センターの協力で事前練習を実施。3日にも、ネットで見つけた桜の風景をモチーフに頭の中のイメージを加えて描き、約2時間で完成させたという。

 体操教室などで訪れた人らは作品の出来栄えに感嘆の声を上げ、携帯のカメラに収めるなどしていた。もともと絵が好きで趣味で描いているという吉田さんは、これまでにも勤務するカフェの料理メニューの絵を手掛けるなどしている。

 同センターでは作品を当面の間、残しておくといい、吉田さんは「黒板アートは始めたばかりだが、見て喜んでもらえたらうれしい」と話している。

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