奥州・金ケ崎

オンラインで音色届ける 真城小 台北・福星国民小学と交流【奥州】

台湾・福星国民小学とのオンライン音楽交流会で演奏を披露する真城小マーチングバンドクラブ

 奥州市観光物産協会の「奥州台湾観光親善アンバサダー」を縁とした真城小学校(石川悦也校長)と台北市萬華区福星国民小学(陳清義校長)とのオンライン音楽交流会が9日、開かれた。ウェブ会議システムを使って、真城小マーチングバンドクラブと福星国民小学音楽班が演奏を披露するとともにメッセージ交換。児童たちは「元気そうで良かった。楽しく交流できた」と話し、互いに行き来できる日が来るのを祈っていた。

 同アンバサダーの甄啓剛さん=台北市=が橋渡しとなって2019年11月、福星国民小学の音楽班の児童が真城小を訪問。授業や給食、演奏を通じて交流し、継続を約束していた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大もあって行き来ができない現状を踏まえて、半年ほどオンラインでの交流会実現を模索してきたという。

 同日は、陳校長が「交流会ができてうれしい。真城小の皆さんが台湾に来て交流できることを祈る」、甄さんは「この日を楽しみにしてきた。新型コロナは友情まで奪わない。交流を楽しもう」とあいさつ。福星国民小学の児童は激しくテンポが変わる「瑶族舞曲」を演奏した。

 続いて真城小は石川校長が「新型コロナが収まり直接交流できると良いと思う。鬼を退治したい願いを込めて『鬼滅の刃』の曲などを演奏する」とあいさつ。「アンダー・ザ・シー」「紅蓮華」の2曲で息の合った演奏を聞かせた。

 演奏の後、メッセージ交換で甄家康君ら一昨年訪れている福星国民小学6年の4人は「前回は授業や給食が楽しかった。今度は遊びに来てください」「前回は一緒に演奏できてうれしかった」などと語っていた。

 音楽交流会についてマーチングクラブの小野寺暖花さん(6年)は「いつもと違った形だったが、楽しく交流できた」、切田慶佳さん(同)は「前に来た人たちがコロナに負けずに音楽を学んでいる姿を見られて良かった」と話していた。

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