一関・平泉

春の藤原まつり 東下り行列見送り 平泉観光協 秋開催目指し協議 

 平泉観光協会(千葉力男会長)は11日、5月1日から平泉町で主催する「春の藤原まつり」のうち、3日に予定していた「源義経公東下り行列」の開催を見送ることを決めた。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、多くの見物客が集まる催しを開くのは困難と判断したもので、今後は今秋開催に向けて町や関係団体と協議を続けていく。まつり期間中に中尊寺や毛越寺で催される各種法要や、5日の弁慶力餅競技大会については規模を縮小して行われる。

 東下り行列の開催見送りについて千葉会長は「春の東北の一大イベントとして今年第59回を迎えるところだったが、開催することで不特定多数の方々を国内外から集め、密の状態をつくりだすことや、感染対策が十分に担保されないことから5月3日の開催を見送ることとした」としている。

 源義経公東下り行列保存会の千葉庄悦会長は「春の藤原まつり期間中に東下り行列が2年連続で行われないのは初めてだが、東京でのコロナの感染状況などを考えると仕方がない。世界遺産登録から10年の節目を迎える中での中止は平泉だけでなく東北の祭りや観光全体に影響することなので、28日に開く保存会の総会でも今後の対応を協議していきたい」と語った。

 源義経公東下り行列は平安時代末期、兄頼朝に追われて平泉に落ち延びてきた義経主従を、奥州藤原氏3代秀衡が温かく迎え入れたとされる故事にちなんだ催し。20年は新型コロナの影響で中止され、前回となる19年5月3日には20万5000人の人出があった。

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