奥州・金ケ崎

お薦め商品リストで フリーペーパー作製 水沢商高1年生【奥州】

奥州市内の魅力を伝えるフリーペーパーを作成した水沢商業高1年生と店舗関係者

 水沢商業高校(佐藤由記男校長、生徒323人)の1年生は、「水商生が選んだオススメ商品」をまとめたフリーペーパー「マーブル・マーケット・ショップ・リスト2020―2021」を作製した。14店舗の商品を紹介するとともに生徒のお薦めポイントを掲載。生徒たちは「多くの人にペーパーを見てもらって足を運ぶきっかけになれば良い」と話している。

 フリーペーパーは、県の2020年度高校の魅力化促進事業で作製。1年生は当初、お薦め商品を選んで販売活動を目指し店舗を訪ねて店主らにインタビューしたり、商品作りなどを手伝ったりしながら情報を収集。コロナ禍で販売活動はできず20年10月の文化祭では展示発表のみとなった。その後、もっと多くの人に伝えたいとフリーペーパー班をつくって取り組んだ。

 フリーペーパー作製では、お薦めにも入っているカフェ「ジャズライズストア」オーナーで、デザイン会社「ジャズライズデザイン」代表取締役の梅田浩司さん(44)がレイアウトや配色などをアドバイス。シャボン玉で店の特徴を一つ一つ紹介するカラフルなイラストを生かし、「いろいろな色が輝く=さまざまなお店が輝く」という意味を込めて「マーブルマーケット」をタイトルにした。

 18日には同校に梅田さんと産直いさわ代表取締役の星洋子さん(70)が招かれ、両者を担当した6人の生徒が完成品を手渡した。星さんは「自分たちの思いがうまく表現されている。若い人たちが産直に来るきっかけになれば」と期待。梅田さんは「紹介したい、作りたいという思いが感じられて協力した。高校生と一緒に作れたことがうれしい」と語った。

 ジャズライズストアを担当した伊藤伸吾さん(16)は「奥州市の魅力を多くの人に伝わるように頑張った。店内にあった『DIG UP FUN』(楽しみを掘り起こす)という言葉が印象に残っているので、紹介文でも使った。今回の取り組みでもみんなで良い物を掘り起こせたと思う」と話していた。

 ペーパーは1500部作製。26日までに生徒や事業所に配布する。

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