一関・平泉

演奏 伸び伸びと 男子ピアノクラブコンサート【一関】

一関文化センターで会員がピアノなどの演奏を披露した第20回一関男子ピアノクラブコンサート

 第20回一関男子ピアノクラブコンサート(一関バッハ研究会、同コンサート実行委員会主催)は20日、一関市大手町の一関文化センターで開かれた。同クラブの会員23人が伸び伸びとした演奏を披露し、観客を楽しませた。

 同クラブは、同市出身の東京六大学ピアノ連盟会員に刺激を受けた男子学生で2000年に結成された。01年から毎年コンサートを開催してきたが、20年は新型コロナウイルスの影響でやむなく中止。中高生らで構成する実行委を中心に、会場準備などコンサートの運営は全て自分たちで行っている。

 2年ぶりとなるコンサートでは、同会OBで作曲家の柴田誠太郎さんが記念に作曲した「一関男子ピアノクラブコンサート20周年のファンファーレと行進曲と即興」を、同会OBの渡邉拓利さんと修紅短大2年の遠藤龍一さんがピアノ連弾とトランペットでダイナミックに演奏。続いて年中児から大学生の出演者がクラシックやポップス曲をピアノや金管楽器、独唱で披露し、遠藤さんによる疾走感ある曲調の「紅蓮華男子ピアノスペシャルVer.」で締めくくり、観客から大きな拍手を受けていた。

 コンサートを終えて実行委員長で一関一高2年の大島雅晴さん(17)は「男子の皆さんが好きな曲を好きな形で演奏でき、魅力あるコンサート。コロナ禍でも開催できたことをうれしく思う」とあいさつし、「学生だけでコンサートを運営できる貴重な機会。会員同士の一体感があった」と充実した表情を見せていた。

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