花巻

マツ 焼き窯に使って 夢コーポレーション 清風支援学校へ寄贈【花巻】

学校関係者に寄贈したマツを説明する髙橋社長(右から2人目)

 介護保険事業所・夢スタジオを運営する花巻市の夢コーポレーション(髙橋政紀代表取締役社長)は22日、生徒が焼き物に取り組んでいる県立花巻清風支援学校(中塚真校長)に窯で使用するアカマツを寄贈した。

 同校は敷地内に木精窯(こたまがま)があり、毎年秋に開かれる文化祭「こたままつり」で児童生徒が作品を展示、販売している。2022年度には学校が創立50周年を迎えることから記念品として陶器を配布することも予定しており、木材の入手について検討していたという。

 同日は髙橋社長らが4トントラック2台分の木材を搬入。大きいものは直径が約60センチ、長さは2メートルあり、同校では今後、切ってまきにして乾燥させ使用する。

 髙橋社長は「福祉事業に力を入れようと思っていたので、地元に役に立てることはないか考えた。子供たちの自由な発想で作品を作ってもらいたい」と期待する。

 同校によると、マツは窯内が高温になるため焼き物に適しているといい、中塚校長は「貴重なマツ材をいただき、今後の窯の稼働に見通しが立った。地域の方々のさまざまな協力があり、地域あっての学校だと感じている」と感謝した。

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