石割桜、春の装いに【岩手】
盛岡市内丸の盛岡地裁敷地内で23日、国の天然記念物・石割桜の雪囲いが地元の職人によって取り外され、春の装いとなった。
石割桜は、樹齢350年以上とされるエドヒガン。冬の寒さをしのぐため、昨年11月下旬に雪囲いを行った。
同日は朝から春の日差しが降り注ぎ、同市の最高気温は10・0度(盛岡地方気象台調べ)となった。市内の造園業者「豊香園」の職人8人が作業。周囲4・5メートルの幹に巻き付けたこもを外したほか、枯れ枝の剪定(せんてい)を行った。
同社の藤村尚樹社長(45)は「雪の被害もなく、つぼみも順調に育っている。4月中旬ごろには花を咲かせてくれそう」と話していた。