奥州・金ケ崎

平和願い念願の定植 中尊寺ハス 6株、今夏開花を期待 奥州・衣川

中尊寺ハスの株を定植する千田さん(右)

 奥州市の衣川ユネスコ協会(佐々木秀康会長)は28日、同市衣川室の木地内に「中尊寺ハス」を定植した。奥州藤原氏の時代から衣川とつながりの深い中尊寺(平泉町)から譲り受けた物。関係者は定植を通して平和を願うユネスコ(国連教育科学文化機関)憲章の精神と平泉の浄土思想を顕彰し、今夏の開花に期待を寄せた。

 中尊寺ハスは、奥州藤原氏4代泰衡の首おけから発見された当時の種子を使って現代に復活。奥州藤原氏と同寺を支えた衣川への初めての定植は、2017年に設立した同協会の念願だった。

 定植場所は長者ケ原廃寺跡に近く、奥州藤原氏の庭園などと伝わる「室の樹跡」北側にある水田の一角。所有者が無償提供した。

 同日は二十数人が参加。水が張られた定植場所に佐々木会長、三浦賢一衣里地区振興会長、地元の千田舞音さん(衣里小学校2年)が踏み入り、泥の中に6株を丁寧に手で植え付けた。

 佐々木会長は「たくさんの人の力でよみがえった中尊寺ハスが衣川に根を下ろした。100年、200年と咲き続けるよう、心を寄せ合い見守っていきたい」、千田さんは「きれいな花が咲いてほしい。咲いたら見に行きたい」と話していた。

 このほか定植の記念イベントとして地域内の奥州衣川歴史ふれあい館に会場を移し、地元の輝凜会が子供講談を上演。同協会の20年度の「平和の鐘を鳴らそう!」も行われた。

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