奥州・金ケ崎

水中ドローン 人材養成へ 前沢高生が操作体験 江刺自動車学校講習所開設【奥州】

水中ドローンスクール岩手校の開校に合わせて行われたデモイベント

 奥州市江刺愛宕字梁川の江刺自動車学校(朽木聖好代表取締役社長)は29日、水中ドローンスクール岩手校を開校した。県内では初の水中ドローン安全潜航操縦士講習所となる。主に同市江刺岩谷堂字大沢田のえさしクリーンパークで講習を行うほか、出張講習の展開も視野に入れている。

 職業潜水士の限界を超える深さに潜ることができる水中ドローンの活用は、調査や点検、漁業など官民で需要が高まり、市場規模も年々拡大している。同校はこれを受け、北上川やダム、沿岸などで水との関わりが深い本県でも役立つとして開校準備を進めてきた。

 同スクールでは安全運用の基礎知識や関連法令、機体の操作などが学べ、日本水中ドローン協会による操縦士技能の資格取得に必要な課程を1日で終えられる。水中ドローンは2種3台を購入。同協会認定の講師資格を取得した同自動車学校の講師2人が指導する。2021年度は4月19日の1期を皮切りに、11月まで計7回開く予定。

 29日は同協会の協力も得て同パークのプールでデモイベントが行われた。体験したのは、県立前沢高校の総合文化部員9人ら。同部には同自動車学校の指導で立ち上げたドローン班があり、生徒は空中用とも勝手の違う機体を操作した。

 使用した機体は水深100メートルまで潜航可能なモデル。直上・直下も含め向きを自在に変えられ、カメラやロボットアームも備える。デモでは浮上、前進などの基本操作に加え、カメラでの探査やアームでの作業を体験した。

 佐藤涼南さん(2年)は「初めてだがアトラクションもあり楽しく取り組めた。水中の危険をいち早く知るなど、これから多くのことに活用されると思う」と話していた。

 同自動車学校は17年度にも県内初の空中用ドローンの操縦者養成校を開校している。朽木社長は「水中ドローンは海の産業革命。大きな可能性を秘めている。(スクールが)これからの県土づくりの役に立てれば」と語った。

 問い合わせは同自動車学校=0197(35)1237=へ。

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