一関・平泉

“麗楽ちゃん”がんばれ 応援コーナー設置 地元・東山地域交流センター【一関】

東山地域交流センターのロビーに設けられた岩渕麗楽選手の応援コーナー。W杯スロープスタイル初優勝を告げる紙が早速張られた

 一関市東山町長坂の東山地域交流センターのロビーに、地元出身のプロスノーボーダー岩渕麗楽選手(19)=一関学院高―法大1年、バートン=の応援コーナーがお目見えした。岩渕選手は28日スイスのシルバプラナで行われたスノーボードのワールドカップ(W杯)女子スロープスタイルで初優勝。北京冬季五輪開幕まで1年を切り、市内初のオリンピアンを応援する地元の熱も高まっている。

 応援コーナーは北京冬季五輪まで1年の時期に合わせて岩渕麗楽一関後援会(鈴木正敏会長)が設置。岩渕選手の等身大の写真が入ったパネルと直筆のサイン、最近の活躍を伝える新聞記事、インタビュー記事のパネルなどを配置。「北京で金!」と題して岩渕選手への応援メッセージを書き込むファイルも置いた。

 ファイルには地元の人たちが「ダイナミックな滑りに感動しています」「トップを目指して頑張ってください」「高く飛んでください。楽しみにしています」「身近な所に住む少女が―と日々感動しています。ますますの活躍をお祈りしています」など思い思いにメッセージを寄せている。

 岩渕選手は市内初のオリンピアンとして出場した2018年の平昌五輪スノーボード女子ビッグエアで日本勢最高の4位に入賞。W杯女子ビッグエアで19~20年シーズンに2勝(通算5勝)を挙げ、種目別連覇を果たした。今季は28日にスロープスタイルで初優勝し、ビッグエアでの5勝を含め通算6勝目となった。

 後援会の鈴木会長は「スロープスタイルでいい結果を残し、後援会としてもすごく喜ばしい。得意のビッグエアでも活躍し優勝してほしい」と期待を高め、「近く応援ののぼりの新調なども考えている。地域の皆さんもメッセージを寄せるなどぜひ応援を盛り上げてほしい」と呼び掛ける。

 岩渕選手の実家近くで魚店を経営し、店頭にメッセージを掲げるなど、自前で応援を続けている佐々木清一さん(66)は「スノーボードは年配の人にとってなじみが薄いかもしれないが、地元の子なので多くの人に麗楽ちゃんの名前や競技を知ってもらいたい」とし、「公共施設にもコーナーを設けてもらえるのはありがたい。北京五輪に向けて応援を続けたい」としている。

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