北上・西和賀

日本一目指し研鑚誓う 吉田選手(沢内小6年)が表敬 全日本ジュニアスキーPGS6位【西和賀】

細井町長(左)に成績を報告した吉田選手

 3月に開かれたJOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニアスキー選手権大会アルペン競技のパラレルジャイアントスラローム(PGS)で6位入賞した吉田尋翔選手(西和賀町立沢内小学校6年)が8日、町役場湯田庁舎に細井洋行町長を表敬訪問し、成績を報告するとともに来季の日本一を目指してレベルアップすることを誓った。

 全日本スキー連盟が主催する同大会は3月25~29日に北海道釧路市の国設阿寒湖畔スキー場で開催。吉田選手は約100人が出場したK1(小学5、6年生)男子大回転で12位に入り、上位16人が進出できるPGSで6位入賞を果たした。

 3歳からスキーを始め、小学1年から沢内スポーツ少年団に加入。将来の五輪出場を目指して技術を磨いている。今季は県内の予選会を小学生トップで勝ち上がり、同大会に初出場。2人が同時にスタートして競い合うPGSを想定したトレーニングもこなしたといい、「16人の中で自分が一番練習した。積極的に行こう」と自信を持って臨んだ。夏場に柔道などで体幹を強化した成果も表れ、出場当時は5年生ながらも全国上位に食い込んだ。

 同日は細井町長に表彰状をお披露目し、「もっと上に行けたかもしれないけどうれしかった。来年は優勝できるように頑張る」と力強く決意。細井町長は「素晴らしい成績で、町にとっても名誉なこと。指導者の話を受け入れて実践し、オリンピックに出場してもらいたい」と称賛した。

 同スポ少の藤原伸監督は「今年は雪に恵まれ、地元で長い時間練習できたのが良かった。体格が良いだけでなく、体の使い方がうまいのでスピードの出る滑りができる選手。まだまだ伸びしろがある。県内の選手のレベルを引っ張り上げてほしい」と期待する。

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