花巻

食の大切さ味わい学ぶ 善隣館保育園に提供 いわちく・ウインナー【花巻】

いわちくが提供したウインナーを味わう園児たち

 食肉製造・加工販売のいわちく(紫波町)は19日、花巻市石鳥谷町の石鳥谷善隣館保育園(菅野志保園長、園児69人)の給食に県産豚肉を使用した自社製品のウインナー「エルンテ・フェスト」を無償提供した。1~5歳児64人はウインナーを味わい、動物の命をいただくありがたみに触れた。

 「いわて食育応援団」に認証されている同社では、食の大切さを知ってもらおうと、食育の日(毎月19日)に併せて初めて企画。約200本を用意した。

 ウインナーは同園でゆで、おかずの1品として園児に振る舞われた。同社の松田秀光さんは「県内の生産者が育てた豚肉から作った安全・安心なウインナー。おいしく食べてもらえたらうれしいです」と呼び掛けた。

 園児はウインナーを前に「曲がってる」「ウインナー大好き」と大喜び。1人2本ずつをおいしそうに頬張り、お代わりする子もいた。

 年長児の照井碧羽ちゃん(5)は「家ではたまに焼いて食べることもある。かんだらポリッと音がしておいしかった」と笑顔を見せた。

 食事前には、ウインナーの製造過程を紹介する紙芝居「エルンテ・フェストができるまで」の読み聞かせも行われ、材料となるブタを育てる人や加工する人など、完成するまでにさまざまな人が関わっていることを学んだ。

 菅野園長は「一つの食材にいろんな人が携わり、自分たちの命につながっていることを知るきっかけになれば」と話していた。

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