一関・平泉

ドローンで農業省力化 一関・滝沢 全農いわてが直播実演

ドローンによる播種作業の様子を見守る農業関係者

 JA全農いわてによるドローン(小型無人飛行機)の水稲直播(ちょくはん)(散播)の実演会は6日、一関市滝沢字町田地内の水田で開かれた。市内では初めての開催で、地元農家ら農業関係者約40人が最先端技術に触れ、今後の地域農業の参考とした。

 全農いわて農家手取り最大化プロジェクトの一環。市内に二つあるモデル経営体のうち、地区の基盤整備が進み法人化して間もない農事組合法人ファーム滝沢(岩本司組合長)の協力で実施した。

 同日行われたのはドローンによる転作飼料作物、ホールクロップサイレージ用稲の湛水(たんすい)直播。育苗作業が省略され省力化やコスト削減が図られるほか、播種(はしゅ)作業の時間短縮が期待されるという。

 全農いわて職員がドローンを遠隔操縦し、発芽しやすいよう鉄コーティングされたひとめぼれの種子を約2メートルの高さから広さ1・3ヘクタールの水田にまいた。往復するたびに種子を補充する作業を繰り返し、30~40分で80キロを散播。参加した農業関係者は興味深そうに作業の様子を見守っていた。

 地区内では若年層の担い手が不足しており、岩本組合長は「ドローンの導入には費用がかかり、免許も必要になってくるだろう。今後すぐどうこうということではないが、農業ではその方向で進みつつある。湛水直播と乾田直播のどちらがいいのかを含め研究していく段階であり、理事会で話し合っていきたい」と語っていた。

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