県内外

新型コロナ 新規感染24人

 県と盛岡市は14日、新たに10歳未満~80代の男女24人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。重症者はいない。県内の患者累計は1178人となった。

 北上市と中部保健所管内では、10歳未満の男女7人(男児4人、女児3人)が判明し、クラスター(感染者集団)に発展する可能性がある。県は接触歴の詳細について非公表とした。同保健所管内の80代男性の感染も分かった。

 奥州市では、クラスターが発生した高齢者施設の職員で20代女性が判明し計74人。

 同市の教育保育施設クラスター関連では、同市の50代女性職員のほか、これまでに感染した職員の同居家族で、一関市の60代自営業男性も感染。県は起点となった県外患者と接触がある患者ら3人を追加し、計12人となった。

 盛岡市では、10~50代の男女8人が感染。このうち40代男性は盛岡西消防署員。地域クラスター関連で、30代団体職員女性が分かった。このほか、県央保健所管内2人、滝沢市2人、矢巾町1人の感染も判明した。

 一関市議会は14日、60代の男性市議が新型コロナウイルスに感染したと発表した。議会事務局によると、市議会は4月28日を最後に会合などはなく、他の市議や事務局職員は接触者に該当していないという。議会棟各室は消毒が行われた。

接触の全園児不検出 一関市立幼・保

 一関市は14日、職員の新型コロナウイルス感染が確認された市立幼稚園と市立保育園で、濃厚接触者と接触者と特定された園児について、PCR検査の結果、全員が不検出だったと発表した。

 市立幼稚園では9人、市立保育園では30人が濃厚接触者、接触者とされていた。職員で濃厚接触者、接触者と特定された計30人は既に全員の不検出が発表されている。

 濃厚接触者の園児は、2週間の自宅待機となっている。

「クラスターと思われる事例」
北上市長がメッセージ

 北上市新型コロナウイルス感染症対策本部長の髙橋敏彦市長は14日、「市内の施設でクラスターと思われる感染事例が発生した」とし、屋内行事や屋外でも密になる行事は延期、またはさらなる感染症対策などを求めるメッセージを出した。

 今回の事態を受け髙橋市長は、市主催などの行事について「23日までの屋内でのスポーツや交流行事、会合などのほか、屋外でも人と人が密になり接触を伴うような行事は、開催の延期またはこれまで以上の感染症対策を講じる」と説明。「各地域で主催する行事等についても趣旨を理解の上、対応をお願いしたい」と同様の措置を求めた。

 花巻市教委は14日、感染者の中に市内学校関係者が含まれていたことを明らかにし、当該校を臨時休校にしたと発表した。

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