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SL銀河8月運行再開 JR盛岡支社 東北DC企画「結び号」も

鉄道ファンらに見守られながら出発するSL銀河=2020年7月、JR花巻駅

 JR盛岡支社は、東日本大震災の復興支援を目的とした蒸気機関車「SL銀河」について、8月21日に運行を再開すると発表した。2020年度は点検整備などで早期に運行を終了したため、再開は約1年ぶり。土日を中心に釜石線などを走行する。

 8月21、22日は、大型観光企画・東北デスティネーションキャンペーン(DC)の一環で、地域と鉄道を結ぶ懸け橋となるよう願いを込めた「東北DC結び号」として運行。21日は盛岡―釜石間を走り、通常は回送としている盛岡―花巻間の乗車もできる。

 東北DC結び号は下りが午前8時盛岡発、午後3時10分釜石着。上りが午前9時57分釜石発、午後3時19分花巻着。8月28日以降は、花巻―釜石間で9月26日まで運行。下りが午前10時36分花巻発、午後3時10分釜石着。上りが午前9時57分釜石発、午後3時19分花巻着となる。

 全車指定席で、定員は176人。乗車券の他に指定席券(大人840円、子供420円)が必要。新型コロナウイルス感染対策で、プラネタリウムの営業は当面の間見合わせる。

 SL銀河は1940年製で、廃車後の73年から盛岡市の交通公園内に展示されていた車両を復元。2014年度に運行を開始した。昨年度までの7年間で382本を走らせ、約5万5000人が利用した。同支社は「蒸気機関車の力強い走りとともに、東北の文化や自然を楽しんでほしい」としている。

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