ブドウ収穫楽しみ 児童が芽かき作業 大迫小【花巻】
花巻市大迫町の大迫小学校(宮川琢夫校長、児童114人)で16日、校庭の一角に植えられているブドウの芽かき作業が行われ、4年生がブドウ栽培の基本ややりがいを肌で感じた。
同校では地元住民で組織する大迫小ブドウめげな会から指導を受け、児童がブドウ栽培について学習。校庭のブドウ棚にはナイアガラ、キャンベル、スチューベンなどの品種が植栽されている。
「芽かき」は、新芽の中から余分な芽を取り除く作業。同日は4年生18人が参加し、同会の会員6人が講師を務めた。
児童は会員の手ほどきを受けながらはさみで伸びた芽を切り落として全体のバランスを整えたほか、房の長さをそろえる「房切り」にも挑戦した。
岡本ひなたさん(9)は「ブドウは大好き。切り取る芽や房を見極めるのが難しかったけど、やっていて楽しかった。収穫が楽しみ」と出来秋に期待を膨らませていた。
ブドウは9月に収穫し、町内で開かれる「九の市」などで児童たちが販売する。同会の梅津耕三さん(78)は「順調に成長している。朝と日中の寒暖差が大きくなれば甘いブドウになる」と話している。