一関・平泉

「楽しんで走りたい」 北京冬季金へ決意も 岩渕麗楽選手 リレー前に講演【一関】

聖火リレーについて「いい思い出の一つになるので、楽しんで走りたい」と語る岩渕選手

 一関市東山町出身のプロスノーボーダー岩渕麗楽選手(19)の講演会は17日夜、同市大手町の一関文化センターで開かれた。18日に一関市街で行われる東京五輪聖火リレーを前に同市が主催したもので、岩渕選手は自身の活動を振り返りながら、同市の最終ランナーを務めることや2022年北京冬季五輪で金メダルを目指す決意を語った。

 「オリンピックと私」と題した講演会では、約60人の来場者を前に一関ケーブルネットワークのアナウンサーとのやりとりを通してスノーボードを始めた幼少時から現在までの様子を紹介。これまでスノーボードに恐怖心を抱かないことはなかったと明かした上で、恐怖心を克服するために練習を繰り返し、自信を付けてきたと振り返った。

 スポーツ選手を目指している子供たちに向けたメッセージでは「楽しいと感じていても、どこかで上手くいかなくなって嫌になる。そういうときは自分で楽しめる方法を見つけながら続けてもらえればうれしい」とアドバイスした。

 18日に行う聖火ランナーについては「冬の選手である私が夏のランナーを務めるのは、いい思い出の一つになるので楽しんで走りたい」、来年の北京冬季五輪に向けては「やりたいと思っている技の完成度がまだなので、10月までに完成させる。北京では皆さんも自信を持って見てもらえるようになり、金メダルを取りたい」と決意を述べた。

 岩渕選手は、18年の平昌冬季五輪女子ビッグエアで日本勢最高の4位に入賞し、市内初のオリンピアンとして市民栄誉賞を受賞。18~19からの2シーズンとFISワールドカップビッグエアで総合優勝、21年にはワールドカップスロープスタイルでも優勝するなど、世界を舞台に活躍している。

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