花巻

木製玩具楽しんで キッズスペース一新 愛隣館【花巻】

花巻おもちゃ美術館がプロデュースした愛隣館の木育広場「月ちゃん・花ちゃん」

 花巻市鉛の新鉛温泉「結びの宿愛隣館」(清水隆太郎代表取締役社長)は、7月からキッズスペースと夕食のお子さまメニューをリニューアルした。キッズスペースは花巻おもちゃ美術館、お子さまメニューは盛岡市出身の料理研究家晴澤雪枝さんがプロデュース。愛隣館では「お子様ファースト」を掲げており、サービスの充実化を図りながら子供連れ家族が満足できる宿泊施設を目指していく。

 愛隣館は2012年に「ウエルカムベビーのお宿(ミキハウス子育て総研認定制度)」に認定されており、赤ちゃん連れの利用でも安心、快適に過ごせる充実したサービスが人気を集めている。

 キッズスペースは木育広場として生まれ変わり、名称は「月ちゃん・花ちゃん」となった。

 広さ約30平方メートルで、スペースには県産木材を使用。同美術館が監修した五感を刺激する30種類の木製玩具で遊ぶことができる。また、「ひっつき虫トンネル」などの愛隣館オリジナルの玩具もある。

 日帰り客も利用可能。1回の人数制限は10人。利用時間は午前7時30分から午後9時30分まで。保護者の同伴が必要。利用後にアンケートに記入すれば、愛隣館の割引券が贈呈される。

 晴澤さんが監修したお子さまメニューは、おむすびプレートのA(小学生用)とB(幼児向け)の2種類。料理は子供でも食べやすい一口サイズのおむすび5個と、白金豚ハンバーグ、オリジナルプリンなど。食器も一新するなど、3月から講習や試作を繰り返して完成させた。

 お子さまメニューについて、清水社長は「お子さまが好きなおむすびをメインにした。見た目もかわいらしく、子供だけでなく、大人が食べてもおいしい料理をそろえた」と自信を見せる。

 木育広場では今後、玩具の種類を増やしていく考え。愛隣館オリジナルの木製オセロも製作中といい、「親子がおもちゃを通して触れ合えるスペース。愛隣館の木育広場を利用したお客さまが、花巻おもちゃ美術館にも足を運んでもらえたらうれしい」と期待している。

▲おむすびプレートはA、Bの2種類(写真は小学生用のA)。料理研究家の晴澤さんが監修した

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