北上・西和賀

世代超えスポーツ振興 北上学園 総合型地域クラブ設立へ

総合型地域スポーツクラブ設立へ意欲を見せる北上学園関係者や専大北上高の生徒

 北上市新穀町の専大北上高校を運営する学校法人北上学園(宮岡孝之理事長)は、同校を中心とした多世代、多種目の総合型地域スポーツクラブ「(仮称)SVきたかみ」を設立する。小学生から高齢者までが運動に親しむ拠点をつくり、地域のスポーツ振興や豊かな文化の創出につなげる。学校法人が設立母体となるクラブは県内初で、年度内の法人化を目指す。

 クラブは市の総合型地域スポーツクラブ創設支援事業の協力を得て設立し、同校の部活動資源を生かした各種活動を見込んでいる。具体的には、サッカーやレスリング、体操、陸上競技、卓球など同校がこれまでジュニア世代を対象に取り組んできたスポーツクリニックなどをクラブ化することで、世代をつないだスポーツ活動を推進する。

 将来的には12種目以上、会員1000人以上の規模を目標としており、▽部活動の枠を超えたスポーツを選択できる場づくり▽子供から高齢者までスポーツを続けられる仕組みの構築▽スポーツを担う人材育成―に向けて事業を展開する。

 9日に同校で行われた記者発表では、阿部伸校長が設立の経緯や展望などを説明。男子サッカー部の吉武皇雅主将(3年)は「小中学生を対象としたサッカースクールでは、自分も純粋にサッカーを楽しんでいたことを思い出す。サッカーに興味を持つ子供たちを増やせるよう頑張りたい」、体操部の服部圭倭主将(3年)は「体操部は20年ほど前から園児や小中学生を対象に体操教室を開催しており、国体やインターハイに出場した先輩もいる。将来は子供たちの中から日本代表が出ることを期待している」とあいさつした。

 県体育協会によると、県内には総合型地域スポーツクラブが58団体(3月時点)あるが、母体は地域の体育協会や競技団体などが大半で学校法人が運営するのは初めて。宮岡理事長は「北上市の方々にスポーツができる場を提供することで市民が健康になり、北上学園が北上にあることの存在価値も高まる」と語った。 

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