一関・平泉

東京五輪 公平・公正にジャッジ クレー射撃で国内競技役員 県協会理事長・佐藤勝治さん(大東)【一関】

東京五輪のクレー射撃で国内競技役員を務める佐藤さん

 一関市大東町曽慶字暮坪の佐藤勝治さん(69)は、23日に開幕する東京五輪のクレー射撃で国内競技役員(NTO)を務める。狩猟を経て20年余り前にクレー射撃と出合い、審判員として各種大会の運営を担ってきた。57年ぶりとなる東京五輪を弾みとしてクレー射撃の普及、振興に期待していただけに、直前に決まった無観客開催は無念だが、「公平・公正なジャッジに全力で努めたい」と大舞台を前に気を引き締めている。

 佐藤さんは消防職員時代の1976年ごろ狩猟を始め、県猟友会の安全狩猟射撃大会出場を機に射撃の腕を上げたいと花巻市のクレー射撃場に通った。大会運営に必要な2級審判員、1級審判員の資格取得を経て2016年国際審判員となり、全日本選手権や公式大会、国体の審判員を担ってきた。現在県クレー射撃協会理事長、県公安委員会射撃指導員なども務める。

 東京五輪のNTOについては、組織委員会から19年秋に世界射撃連盟(ISSF)が選考を経て承認した旨の連絡を受けた。国内からは国際審判員の資格を持つ18人がNTOとして参加する予定で、県内からは佐藤さん1人が選ばれた。

 射撃は東京都練馬区の陸上自衛隊朝霞訓練場で24日~8月2日に開催。佐藤さんは21日に出発しミーティングやユニホームの準備などを経て本番に臨む。具体的な役割はまだ知らされていないというが、通常一つの射台にレフェリー、サイドレフェリー、記録、計測の4人が必要になるという。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となり、首都圏などでの無観客開催が決まった東京五輪。佐藤さんは「射撃は野球やサッカーと違い一般になじみが薄いので、五輪を機会に多くの人に競技を見てもらい、知ってもらえると思っていたので、無観客開催は非常に残念だ」と悔やむ。各国の代表選手が集まるだけに「競技用語以外の英語などは不安がある」ともいうが、「自分が生きているうちに日本で開催される五輪はこれが最後だと思う。緊張はあるが、せっかくもらったチャンスなので全力で務め、競技規則にのっとり公平・公正なジャッジに努めたい」と話す。

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