花巻

アクリル画で表現多彩に 故五十嵐さん回顧展 けやきラウンジ【花巻】

けやきラウンジで開かれている五十嵐彰回顧展

 花巻市東和町の東和図書館内ギャラリースペース「けやきラウンジ」では、五十嵐彰回顧展が開かれている。同町小通で創作活動に励み、地域の芸術振興に尽力した五十嵐彰さん(故人)の作品を展示。アクリル絵の具で描かれた抽象画と具象画計12点が訪れた人たちの関心を集めている。31日まで。

 五十嵐さんは山形県新庄市出身。岩手大卒業後、高校の美術教諭を務める傍ら、同町にアトリエを構え、さまざまな美術展に出展した。

 美術文化創造を推進する「けやきの会」の初代会長を務めた。2015年に病気のため、この世を去った。

 学生時代から抽象画を描き、晩年は具象画にも取り組んだ。キャンバスには地元の成島和紙を使用。抽象画ではキャンバスに丸めた和紙を貼り付け、色を塗り重ねて立体感を表現。具象画では、自宅の庭や雪景色を緻密なタッチで描いた。

 妻の佳乙子さん(64)は「(五十嵐さんは)絵を描かない日はなく、毎日遅くまでアトリエにいた」と振り返る。入院中も病院にキャンバスを持ち込んで創作を続けていたという。

 同会会員で、五十嵐さんの大学時代の先輩でもある門間経臣さん(72)=花巻市東和町=は「最後の最後まで、芸術振興に力を注いだ。(五十嵐さんが)いなければ、けやきの会もなかった。遺志を受け継ぐためにも、継続的に回顧展を開く必要がある」と語る。

 佳乙子さんは「自由な感性で見てもらいたい。今回の作品展が、絵に興味を持つきっかけになってくれればうれしい」と話している。

 展示時間は午前10時~午後6時(最終日は4時)。月曜と第2火曜は定休日。問い合わせは、同ラウンジ=0198(42)3205=まで。

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