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コロナ終息願い込め さんさ踊り奉納演舞 盛岡

新型コロナ終息を願って舞うミスさんさ踊りたち=盛岡市の三ツ石神社

 盛岡市を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」発祥の地とされる市内の三ツ石神社で20日、新型コロナウイルス早期終息を願う奉納演舞が行われた。市民の安全・安心を祈念しながら、ミスさんさ踊りの5人が軽快な太鼓の音に合わせてあでやかな舞を披露した。

 盛岡さんさ踊りは、感染リスクを考慮して2年連続中止が決定。奉納演舞は新型コロナの終息と来年以降の祭り開催を祈願するとともに、今年のミスさんさ踊りのお披露目の場として、盛岡さんさ踊り実行委員会(会長・谷藤裕明市長)が主催した。

 ミスさんさ踊りやミス太鼓をはじめ、実行委員や同神社奉賛会の関係者ら約40人が参加。谷藤市長が「一日も早く市民の皆さんが安心を取り戻せるよう感染対策に取り組み、伝統の継承に努めていきたい」とあいさつした。

 演舞では、爽やかな緑色の浴衣に身を包んだミスさんさ踊りが密にならないよう間隔を取りながら晴れやかな笑顔で舞った。

 ミスさんさ踊りの一人で、団体職員髙橋由稀さん(24)は「緊張したが、皆さんに喜んでもらえるように踊ることができた。祭りの中止は残念だが、安全を考えれば仕方がないこと。早くコロナが終息し、来年は必ず開催できるようになってほしい」と話した。

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