花巻

農作業省力化 高い関心 県内外から見学者 ドイツ製農機実演会 きょうまで【花巻】

トラクターに装着した作業機の性能などについて担当者の説明を受ける来場者

 スマートファーミンググロアーズ岩手(以下SFG岩手、盛川周祐代表)主催の農業機械実演会が24、25の両日、花巻市轟木地内の圃場(ほじょう)で開かれている。トラクターにドイツの農業機械メーカー・レムケン社製の作業機を装着した実演を、県内外の農家や農業関係者が熱心に見学している。

 同社の作業機は大型トラクターへの装着を想定されたものが多く、北海道を中心に急速に導入が進んでいるという。本州での実演は初とあって、初日は県内を中心に東日本の農家をはじめ農機メーカー、農協、研究機関などから約130人が来場した。

 国内外産のトラクターを準備し、13種類の作業機を装着して実演。来場者は担当者から作業機の特徴や作業性能などの説明を受け、実際に耕起したり整地したりした後の土壌の状態を確認したりした。

 このうち土壌を耕起して整地、鎮圧し、種をまくまでを一度に可能にする作業機を見学した茨城県の農業石崎崇さん(34)は熱心に担当者に質問し、「今まで圃場を何度も走行していたのが一度で済み、省力化につながる。実際に作業後の土の状態も見ることが出来て参考になった」など性能の高さに関心していた。

 SFG岩手は、花巻、北上の農業者で組織し、近未来の農業の在り方について模索し、農業生産現場の課題解決に取り組む企画集団。主食用米の需要減から大豆や小麦、飼料用作物などの生産振興が図られ、異常気象で予測不能な天候に左右される中、水田を利活用したスマート農業の可能性について探ろうと、実演会を企画した。盛川代表は「より高速で精密な農業が求められている。近年は本州の農業も少しずつ農機の大型化が進んでおり、実演を見て自分の経営に生かせるか考える機会にしてほしい」と話していた。

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