奥州・金ケ崎

水鉄砲撃ち児童奮戦 公園内で城攻略イベント 南小おやじの会【奥州】

水鉄砲での対戦を児童と保護者が楽しんだ「風雲!おやじ城」

 奥州市立水沢南小学校の父母でつくる団体・南小おやじの会(郷右近浩会長)による初のイベント「風雲!おやじ城」は1日、同市の水沢公園で開かれた。公園内に設けられたコースを舞台に、児童が水鉄砲で父母らと対戦し、「おやじ城」の攻略を目指すゲーム。スリルと楽しさいっぱいの遊びを親子で満喫した。

 同会はPTAとは違う形で父親らが子供たちと遊べる企画を展開してきた。「おやじ城in水沢公園」も2020年度に実施予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。1年越しで実現した今回は、同校児童76人と会員を含む保護者37人が参加した。

 イベントは昭和後期の人気番組を意識した構成。児童は思い思いに持ち寄った水鉄砲を手におおむね学年ごとのチームに分かれ、関門があるコースを経て後藤新平のボーイスカウト像の前に特設された「おやじ城」を攻めた。

 児童と、コースで待ち構える会員らが扮(ふん)した殿様や臣下は、頭などに金魚すくいの紙ポイを着けており、これが破れると児童は脱落、「おやじ城」側は陥落とみなされるルール。子供たちは元気いっぱいに駆け回り、果敢に大人に立ち向かっていた。

 2年生の部で最後まで勝ち残った松田穂奈実さんは普段水鉄砲で遊ぶ機会は少ないといい、「すごく怖かったが楽しい。またやってみたい」と笑顔を見せた。

 これまで開催してきたイベント同様、子供たちに地域資源を知ってほしいという願いも込められている。殿様を務めた郷右近会長は「これを機会に普段から水沢公園など外で遊んでほしい。改良点も見つかったので、おやじ城は来年度も継続したい」と話していた。

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