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本社盛岡中心部移転へ 販売効率、生産性向上 みちのくコカ・コーラ【岩手】

 清涼飲料水製造・販売のみちのくコカ・コーラボトリング(矢巾町、資本金9800万円、谷村広和代表取締役社長)は5日、本社を盛岡市中心部に移転し、9月21日に新本社での営業を開始すると発表した。本社社員100人余りが新本社に移る。現本社は売却し、今後3年間に製造設備やIT関連に約80億円を投じて生産性を高める方針だ。

 多様なニーズへの迅速な対応や場所、時間にとらわれない柔軟で多様な働き方の提供、現本社の有効活用を中心に検討を重ね、現本社の売却先が見つかったことから移転する。

 新本社は、同市中央通の朝日生命盛岡中央通ビル。公共交通機関によるアクセスの良さや取扱商品市場との距離の近さに加え、企業・団体とのより緊密な連携を考慮し、同市中心部に移すことを決めた。

 同社は、北東北3県をエリアに19営業拠点、7物流拠点、1製造工場を構えており、本社以外はこれまで通り維持する。自動販売機による商品販売や管理などを行うグループ会社2社を含めると、従業員は約1400人に上る。現在本社にはグループ社員を含めて136人が勤務しており、うち107人の本社社員が新本社に移る。

 移転によって販売効率を高めるとともに、自動販売機の売り上げ状況がリアルタイムで把握できるシステム導入などIT関連や製造設備などに投資を進め、生産体制を強化する方針だ。

 一方、新社屋建設については「市場動向を見ながら盛岡市中心部での建設を視野に検討を進める」としている。

 約7ヘクタールに上る現本社の広大な敷地と建物は、物流不動産の所有・運営・開発を手掛けるプロロジス(本社・東京都)への売却が決まった。

 みちのくコカ・コーラボトリングは、1962年に盛岡市で創業。65年に花巻市へ移転後、2002年から矢巾町に本社を置き営業してきた。

 栗谷川幸二常務取締役は「2022年に創業から60年の節目を迎える。本社の場所は変わるが、引き続き北東北の皆さまへ製品とともに、爽やかさと笑顔を届けていく」とのコメントを出した。

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