奥州・金ケ崎

卒業生ら思い出たどり 統合控え学校開放 江刺南、江刺東中

学校開放で教室を訪ねる江刺南中の卒業生
学校開放で江刺東中の校舎を歩き思い出をたどる卒業生ら

 学校統合による閉校を2021年度末に控えている奥州市立江刺南、江刺東両中学校で14日、学校開放が行われた。卒業生や住民に校舎を訪ねてもらう機会として企画され、来校者がそれぞれの思い出をたどった。

 両校とも閉校記念事業の一環で学校開放を実施。直前になって新型コロナウイルス感染拡大により県が独自の緊急事態宣言を発令したことを受け、来場者の連絡先を示してもらい、検温に協力を求めるなどの対策を徹底して行った。

 両校とも特に卒業生の来校が目立ち、毎日通った教室で当時を語り合ったり、記念写真を撮ったりする姿が見られた。住民ら保護者世代は、各種大会やコンクールなどでの歴代入賞者を紹介する掲示板の前で足を止める人が多かった。

 江刺南(同市江刺藤里字外ノ沢、千葉賢一校長、生徒46人)の開放は同日のみ実施。

 卒業生の及川聖奈さん(花巻東高校1年)は「毎日が楽しすぎて卒業するのが嫌だったので、閉校は寂しい。学校はなくなっても、活発な地域であり続けてほしい」と願いを込めた。

 江刺東(同市江刺玉里字後沢、関川寛司校長、生徒105人)は、年度内に3回行う開放の初日となった。

 卒業生の会社員千葉順也さん(38)=同市江刺米里=は部活動に打ち込んだグラウンドでの思い出が特に胸に残るといい、「同級生も来るので、学校がなくなってからでは見られないと思って訪れた。今になってみると意外に小さい学校だったと感じる。街場だけでなく、地域の方もこのまま変わらずに残ってほしい」と話していた。

 両校はともに旧江刺市時代の1978年度に開校。江刺南は2校、江刺東は5校を統合して誕生した。今年度末での学校統合は、生徒数の減少や、全教科の専科教員配置による学力向上への動きなどが背景にある。

 両校は江刺一に統合され、江刺地域の中学校は1校となる。

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