一関・平泉

甘~い大粒いかが きょうから営業 あこおぎ葡萄園【一関】

あこおぎ葡萄園の直売所に隣接するブドウ棚で大粒の実を付けた藤稔。販売は9月以降の予定

 お盆を過ぎ、朝夕の涼しさから秋の訪れを感じられようになった中、一関市内の果樹園では秋の味覚を代表するブドウの収穫が始まり、園内は棚を覆うようにたわわに実ったブドウの甘い香りに包まれている。

 このうち同市赤荻と厳美町にある合わせて約1・6ヘクタールの農園で10種類のブドウを栽培する「あこおぎ葡萄(ぶどう)園」では、わせ品種で種なしのアーリースチューベンが収穫時期を迎えたことから、東北道一関インターチェンジ近くの国道342号沿いに設けた直売所(同市赤荻字堺)の今季営業を18日にスタートさせる。

 昨年末の豪雪による影響で、厳美町地内の園地を中心にビニールハウス約40アールの倒壊やブドウの枝が折れるなど大きな被害を受けたが、年明けからの懸命な復旧作業でほぼ例年並みの栽培ができるまでに回復。園主の千葉哲男さん(73)は「今年は梅雨明けが早かったこともあり、ブドウの生育は現在のところ順調。園を代表するアーリースチューベンは昨年以上の出来」と自信をのぞかせる。

 同園では9月以降、巨大粒で果肉が柔らかく甘い種なしの「藤稔(ふじみのり)」や、甘みが強く赤い粒が特徴の「ノースレッド」なども収穫が始まり、直売所では採れたての新鮮なブドウを販売。営業期間は10月までで、時間は午前9時~午後6時。火曜定休。

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