次期衆院選比例東北 久保氏(社民県連副代表)出馬表明【岩手】
社民党県連合副代表で元県議の久保孝喜氏(67)は18日、花巻市内で会見し、次期衆院選比例代表東北ブロックに出馬すると表明した。近く公認が決定される見通し。
同党東北ブロックは、同日までに岩手、青森、秋田、福島の各県連合の承認を得て久保氏の擁立を決め、同日付で全国連合に公認候補とするよう上申。久保氏は「比例は政党として存在感を示す唯一にして最大のいくさ場。分裂という結党以来最大の困難な状況で、党の旗を掲げ東北各地で党が必要だという声を上げていく」と決意を述べた。
衆院選の具合的な政策として▽コロナ禍の生活再建▽格差・貧困の解消▽地球環境と人間の共生▽ジェンダー平等社会の実現▽多様性に富む福祉社会▽対話外交による非核平和地帯の創出―の6項目を挙げた。また東日本大震災被災地の復興についても「震災から10年。被災地の地域づくりの目標、到達点を浮き彫りにする」とも語った。
同党は立憲民主党への合流をめぐり、多くの党員が離脱。組織の再建、党勢拡大、党員の再結集を目指し、次期衆院選に向けて比例東北ブロックへの候補者擁立を検討してきた。久保氏は今後、党首を先頭に東北地方を縦断して選挙戦に向けた活動を展開する考えを示した。
久保 孝喜氏(くぼ・こうき)西和賀町出身。黒沢尻南高西和賀分校卒。北上市議2期を経て、2007年に県議初当選、2期8年務めた。現在、同党東北ブロック議長。