県内外

まん延防止 要請準備へ 新型コロナ 県、宿泊療養3棟目稼働

 県は19日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、医療提供体制を示す指標を最も高い「フェーズ3(まん延期)」に引き上げるとともに、政府に対しまん延防止等重点措置の要請に向けた準備に着手する方針を示した。県内の感染拡大の状況を踏まえ、新たに3棟目の宿泊療養施設(130室)を24日から運用を開始すると発表した。

 同日の新型コロナ対策本部員会議で明らかにした。

 県内の病床使用率は過去最多の72%、人口10万人当たりの療養者数32・0人と、いずれも「ステージ4(感染爆発)」の指標を上回っている。

 宿泊療養施設はこれまで2棟の計247室。新規患者数の増加などを受け、新たに3棟目を稼働させ計377室で運用する。

 県内の医療提供体制については、原則として入院、宿泊療養の方針を継続するとした上で、病床や宿泊療養施設が逼迫(ひっぱく)した場合には、重症化リスクが低く症状が安定している患者は、医師の診断を踏まえて繰り上げ退所や退院を実施し、新規患者の病床を確保する方針も示した。繰り上げ退所の患者については、県が健康観察や食料確保などの対応をするとしている。

 全国の状況は、直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数が、秋田県を除いて46都道府県が「ステージ3(感染急増)」の15人を超え、さらに40都道府県がステージ4の25人を超えるなど感染が急拡大している。

 政府へのまん延防止等重点措置の要請に向けて達増拓也知事は「まん延防止の適用を岩手にも求めていく準備に着手しなければならない。現時点では要請の決定は難しい状況だが、全国知事会の対応や国との事前協議の調整なども踏まえて準備に入りたい」と述べた。

新たに46人感染 「ステージ4」相当

 県と盛岡市は19日、新たに10歳未満~60代の男女46人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。重症者はいない。県内の患者累計は2590人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規患者数は、県全体で25・2人と過去最多を更新。国が示す指標で最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」の25人を初めて超えた。

 内訳は盛岡市10人、中部保健所管内8人、釜石保健所管内6人、北上市4人、県外、県央保健所管内、奥州市各3人、花巻市2人、奥州、一関、久慈、二戸各保健所管内と一関市、宮古市、岩泉町各1人。

 クラスター(感染者集団)関連は、盛岡市内の職場が2人増え計15人、一関保健所管内の職場が2人判明し計36人、奥州保健所管内の飲食店が1人増の15人、釜石保健所管内のスポーツ活動が6人感染し計16人となった。

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