一関・平泉

白いカラス撮影 大東・及川さん【一関】

一関市大東町の及川さんが撮影した黒いカラスと並んで止まる白いカラス(右)

 一関市大東町中川字久保田の及川雅晴さん(69)は全身が白いカラスを写真に収めた。自宅近くで産まれたというカラスは1カ月ほど前から見掛けなくなったが、野鳥好きの及川さんは「珍しい。ラッキーだった」と、姿を捉えた写真をいとおしそうに眺めている。

 及川さんによると、白いカラスは5月下旬ごろ、自宅のそばの屋敷林で産まれたという。6月に入ると巣立ちをして親やきょうだいとみられるカラスたちと遊んでいる姿を目にするようになり、しばらく写真を撮るなどして観察していたが、7月半ば以降は行動を共にしていたカラスと一緒に姿が見えなくなったという。

 及川さんは白いカラスについて「初めは親が警戒して巣から出さないようにしているようだった。白くて目立つので、家で観察していたが、7月中ごろに一家でどこかに行ってしまったようだ。見えなくなり、がっかりした」と残念がる。

 白いカラスの姿は町内の人も目撃しており、同町渋民の石川誠司さん(75)は「1カ月ほど前に中川で見た。カメラで撮ろうとしたが、見失った」と話す。

 及川さんは若い頃日本野鳥の会に加入しており、20年ほど前に屋敷林で珍しいアカショウビンの繁殖を確認したこともある。今回の白いカラスの発見についても日本野鳥の会に報告、会員が調査に訪れたという。

 市内では先日、室根町津谷川地内で町内の男性が目撃情報が相次いでいた白いタヌキを発見。スマートフォンで写真に収めている。

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