一関・平泉

聴覚障害者の日常は 4年生、手話に挑戦 花泉・永井小出前授業【一関】

芳賀さん(奥)から教わった指文字を使い、1人ずつ自己紹介に挑戦する永井小の4年生

 一関市花泉町の永井小学校(吉池真校長、児童95人)で16日、「障がい者理解出前授業」が行われ、4年生12人が耳が不自由な人の日常生活の様子や、手話を使ったコミュニケーションなどに理解を深めた。

 総合的な学習で取り組んでいる福祉に関する勉強の一環で、講師には県聴覚障害者協会一関支部の芳賀誠子さん、手話通訳者として県南広域振興局一関保健福祉環境センターろうあ者、盲ろう者相談員の千葉由紀子さんが招かれた。

 芳賀さんの手話を千葉さんが言葉に訳しながら進められた授業では、幼少時に聴力を失った芳賀さんが「音が聞こえない不便さはあるが、日常生活は皆と同じ。相手に手話が通じない場合には、筆談で会話する場合もある」と語った。

 毎日の生活を支える福祉機器については、光の点滅で来客などを知る信号装置や、振動で時間を伝える目覚まし時計などを実際に操作しながら紹介したほか、最近の若い世代はスマートフォンのバイブレーション機能を上手に活用して生活していると説明した。

 千葉さんは、手話通訳者を目指した理由について「仕事で手話を使う人と接したのがきっかけ。子育てが一段落した後に手話サークルの参加を経て、2度目のチャレンジで資格を取ることができた」と述べた。

 授業ではこのほか、日常のあいさつなど簡単な手話と、指文字を使った自己紹介の方法を学び、最後は互いに手話による自己紹介に挑戦。佐藤結斗君(10)は「耳が不自由な人は後ろから声を掛けても分からないので、肩をトントンすることや、前に回って気付いてもらうことが大切ということが分かった。機会があればもっと手話を学んでみたい」と興味を示していた。

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