一関・平泉

にぎわい 菜の花で 花泉・金沢、旧気仙沼街道 老ク会員ら種まき【一関】

旧気仙沼街道沿いの休耕田に菜の花の種をまく金沢新町寿会の会員

 一関市花泉町金沢地内を通る旧気仙沼街道で、多くの人が往来してにぎわった当時の姿を取り戻そうという取り組みが地域住民の手で進められている。25日には地元老人クラブ金沢新町寿会の会員らが、沿道に美しい花々が咲く街道の姿を夢見ながら菜の花の種をまいた。

 同街道は、同町にあった金沢宿を起点に東進して北上川を渡り、薄衣(川崎)、千厩、下折壁(室根)の各宿駅を経て現在の宮城県気仙沼市新町へと達する全長約40キロ。鉄道などの交通網が整備される近代までは内陸と沿岸を結ぶ交通路の一つとして多くの人や物資が行き交っていた。

 「気仙沼街道に菜の花を!」と銘打った今回の取り組みは秋田県大潟村やJAいわて平泉などの協力で実現したもので、種まきには同会員を中心に13人が参加。同町金沢字前鹿野地内の通称「鹿野坂」と呼ばれる街道沿いに広がる休耕田約1500平方メートルに、同村の春の風物詩として知られる「菜の花ロード」と同じ菜の花の種をまいた。

 同会の永澤健太郎会長(78)は「新型コロナウイルスの影響で会の取り組みができない状況が続いていたが、きょうは久しぶりに集まって活動することができた。種をまいた街道沿いには桜の木もあるので、春には菜の花と桜が咲いた街道でお花見を楽しみたい」と語った。

 同町金沢地区では歴史ある街道を後世に伝えていこうと、金沢ふるさと協議会が中心となり街道の整備が進行中。4月には国道342号沿いにある同街道と石巻街道との分岐点部分に残る石の道標を保護すべくコンクリート製の土台と囲いを整備したほか、新たに案内板も設置している。

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