花巻

SL銀河 横断幕で出迎え 応援感謝 東北DC閉幕へ 花巻駅

東北DC期間中最後の運行となったSL銀河と記念撮影をする人たち

 今年4月から始まった大型観光企画「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」が30日で終了する。県や市町村、関係団体などで組織するいわて観光キャンペーン推進協議会は26日、JR花巻駅で期間中最後の運行となるSL銀河の乗客を出迎え、感謝の気持ちを伝えた。

 SL銀河は8月21日に約1年ぶりに運行を再開。土、日曜に釜石線などを走り、蒸気機関車の力強い走りとともに、東北の文化や自然を満喫できる列車として観光客や鉄道ファンに楽しまれている。

 期間中最後の運行となるSL銀河は、約60人を乗せて午後3時19分に花巻駅に到着。県商工労働観光部の岩渕伸也部長、JR盛岡支社営業部の渡邉佳隆部長、県観光協会の髙橋雅彦専務理事、市商工観光部の伊藤昌俊部長らが東北DCを締めくくる横断幕を手に乗客を出迎えた。

 東北DCは東日本大震災から10年に合わせ、東北6県やJR6社などが初めて合同で実施した広域企画。「花」「自然・絶景」などをテーマに各県をつなぎ、東北の魅力を創出しようと、約200の特別企画や100本以上の観光列車の運行を計画したが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止や縮小を余儀なくされたものも少なくはなかった。

 東北DC終了後は引き続き、10~12月に東北を重点販売地域に指定するJR東日本と連携して観光キャンペーンを計画。県商工労働観光部の岩渕部長は「観光客を迎える側、観光に訪れる側双方に感染対策に協力してもらい、一定の制約下だが岩手の魅力を発信することができた。引き続き市町村、関係団体と連携し、10月1日から始まる岩手旅応援プロジェクトとも連動してより多くの人に岩手の魅力を伝えていきたい」と話していた。

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