花巻

劇画の巨匠悼む 花巻にゆかり さいとう・たかをさん 複製原画寄贈 花巻・石鳥谷図書館

石鳥谷図書館で開かれた企画展のために寄贈された複製原画
「今後も魅力伝えたい」

 劇画「ゴルゴ13」で知られる漫画家さいとう・たかをさんの死去の一報が伝わった29日、別宅を構えていた花巻市など県内では、ゆかりのある劇画の巨匠の死を悼む声が聞かれた。

 花巻市立石鳥谷図書館では、2020年11月から今年1月までさいとうさんの作品を集めた企画展を開いたばかり。開催を喜んださいとうさんからは、「ゴルゴ13」のコミックスの表紙や扉絵の複製原画が同館に寄贈された。

 企画展を担当した同館の黒澤高広さん(39)は「突然のことでとても残念だ。コロナ禍での企画展だったが、多くの市民やファンが訪れ、人気を実感した。花巻市にゆかりのある漫画家なので、今後も魅力を伝えていきたい」と話した。

 東京都新宿区在住だが、妻の出身地でもある花巻市にも居を構えた。

 8月13日に行われる石鳥谷夢まつり花火大会の際には、スタッフやその家族を連れて、毎年のように北上川沿いにある同市の料亭新亀家の屋上で花火を鑑賞。20年来の交流があった同料亭代表で調理師の加藤綱男さん(83)は「ここ2年は新型コロナの影響で花火もなく、会うことができずに寂しい思いをしていた。地域にとけ込み、とても気さくな方。同年代で互いの仕事を応援する仲だった」と振り返った。

 「ゴルゴ13」には本県出身の商社マンがたびたび登場した。東日本大震災の際には、都内で開催したチャリティー・オークションにクリエーターとして参加し被災地の復興にも貢献。希望郷いわて文化大使としても活躍し、達増拓也知事は「岩手県への思いを強く持ってくださり、マンガ制作などの活動を通じ、本県の魅力を発信してくれた」とコメントを出した。

▲交流のあった新亀家の加藤さん。店内にはさいとうさんの描いた色紙が並ぶ

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