一関・平泉

ものづくり楽しさ体感 大東・興田放課後子ども教室【一関】

椅子に絵を描く興田小学校の児童

 一関市大東町の興田地区放課後子ども教室が主催する特別活動「木工・板金教室」は4日、大東開発センターで開かれ、興田小学校の児童35人がレターケースやレリーフ作りを通してものづくりの楽しさを体感した。

 同教室が年1回開いている人気の活動。講師は東磐地区技能士会の会員8人が務め、木工では1、2年生12人はレターケース、3、4年生6人は椅子を製作。5、6年生17人は銅板を活用してレリーフを作成した。

 木工では木材を会員の手を借りながら、児童がくぎを打ちやすり掛けを行った後、最後に表面に絵を描いて完成させた。板金では児童が銅版にアニメキャラクターや動物のイラストを描き終わると、会員が薬剤などで表面を加工。黒く着色した場所の模様が浮かび上がる化学変化に児童が見入っていた。

 2年の熊谷大輝君(8)は「上手に作れた。家で自分の手紙入れにしたい」、4年の小野寺梨奈さん(10)は「色塗りもきれいにできた。好きな物を置いて使いたい」と出来に満足した様子。5年の伊東璃久君(11)は「難しい作業もあったけど面白かった。この化学変化を理科で習うのが楽しみ」と話していた。

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