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旬が彩る“ごほうび” 県南6市町29飲食店・宿泊施設 31日まで地産地消メニュー提供

旬菜ごほうびフェアの参加店を掲載したパンフレット

 県南地域の飲食店や宿泊施設で旬の農産物を使ったメニューを提供する「旬彩ごほうびフェア」が開かれている。今回は、6市町の29店舗と生産者が連携し、県南産を中心とした秋の旬食材を使用したランチやディナーを用意。地域の食の魅力をPRする。31日まで。

 食を通じた交流人口の拡大と顧客や販路の確保などを目的に、県南広域振興局が2018年度から継続して実施している。通算7回目となる今回はこれまでの北上、西和賀、金ケ崎の3市町のエリアを花巻、遠野、奥州の3市にも拡大し、「食」を切り口に特色を出すことで地域を盛り上げていく。新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店の経営の下支えにもつなげる。

 各店では新米や旬の野菜、キノコをはじめ、北上産のきたかみ牛やしらゆりポーク、花巻の白金豚、西和賀町産のそば、南部かしわ銀雪など地元特産の食材を使ったメニューを用意。三陸産魚介類を用いた料理なども味わえる。

 価格帯(税込み)2500円以上の「贅沢(ぜいたく)ごほうびコース」に15店、同じく1000~2500円の「プチごほうびコース」に12店、「宿泊コース」に2店が参加。市町村別では花巻5店、北上9店、遠野3店、奥州6店 西和賀4店、金ケ崎2店で、総参加店舗数は前回の1・5倍になっている。

 参加店では県飲食店新型コロナ感染対策認証制度の登録認証を受けるなど、感染症対策を万全にして営業中。県南広域振興局では参加各店などを紹介するパンフレット5000部を作製し、6市町の市役所・町役場をはじめ、道の駅や観光案内所などに配架。同フェア公式ホームページに各店舗の詳細を掲載している。

 同局産業振興室観光商業・食産業課の荒濱清一課長は「収穫の秋を迎え旬の食材で各店自慢の料理を提供する。感染症対策もしている。地元はもちろん少し足を伸ばしてもらい、自分や家族などの“ごほうび”に非日常的なひとときを旬の食材とともに味わってほしい」と話している。

旬菜ごほうびフェア参加店舗

 ◇贅沢ごほうびコース=イル・クォーレ、Badalone、レストランベルンドルフ(以上花巻市)せいぶ農産発焼肉DININGまるぎゅう、ときよじせつONODERA、Bistro Lien Fort、プチ・コレット、和食Diningきたかみ川(以上北上市)おのひづめ、日本料理旬菜和田(以上遠野市)日本料理新茶家、レストランエルミタージュ、レストランカトルセゾン(以上奥州市)縄文の谷Kitchen開(西和賀町)侍屋敷大松沢家(金ケ崎町)

 ◇プチごほうびコース=Legame dall’orto、HAIKARA―YA(以上花巻市)きくすい北上店、四季乃味枕流亭、自然派ワインと料理のお店BonBar、アリーブ北上店(以上北上市)道の駅遠野風の丘とおのごはん(遠野市)お休み処えさし藤原の郷、きくすい水沢本店(以上奥州市)湯夢プラザ西和賀十割そばの店、レストハウスゆのさわ(以上西和賀町)和洋食道Ecru(金ケ崎町)

 ◇宿泊コース=珠玉の湯薬師堂温泉(奥州市)山人―yamado―(西和賀町)

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