一関・平泉

東北地区大会で準GP 高専軽音部全国へ 12月の大舞台へ意欲【一関】

全国大会出場を決めた一関高専軽音楽部メンバー。左から菅原さん、館さん、高橋さん、立花さん、杉本さん
東北地区GP大会で演奏するメンバー=3日、仙台市・仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校イベントホール

 第1回全国高校軽音楽部大会「We are Sneaker Ages」(スニーカーエイジ実行委主催)への出場を懸けた第3回東北地区グランプリ(GP)大会で一関市の一関工業高等専門学校軽音楽部が準GPに輝き、初開催となる全国大会への切符を手にした。各地区大会で選出された代表15校による全国大会は12月26日にグランキューブ大阪(大阪市)で開催予定で、参加メンバーは「練習で演奏のクオリティを高めて全国の舞台を楽しみたい」としている。

 全国大会に出場するのは3年の高橋大輝さん(18)=ボーカル=と杉本蛍太さん(18)=ギター=、1年の館和洋さん(16)=ベース=、4年の菅原椿さん(18)=キーボード=と立花昂己さん(18)=ドラム=の5人。今月3日に仙台スクールオブミュージック&ダンス専門学校イベントホール(仙台市)で開かれた東北地区GP大会には4県から動画予選で選抜された11校が臨み、一関高専はテレビアニメ「東京喰種(トーキョーグール)」のエンディング曲としても知られるロックバンド女王蜂の「HALF」を演奏した。

 同校軽音楽部では前年に続く同大会出場に向け、部員の中から5人を選び6月にバンドを結成。一関文化センター(一関市大手町)のミュージックルームを主会場に練習を始めたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響や学校が夏休みに入ったことなどにより全員がそろっての練習が思うようにできず、各自が個別に自主練習を重ねてきた。

 同大会は感染予防対策のためメンバーと顧問、付き添いのみに入場を限定しての開催となったが、演奏曲を選んだ高橋さんは「全員で十分に練習できなかった不安はあったが、本番のステージはひたすら楽しく、達成感を感じることができた」と振り返った。立花さんは「2度目の東北大会出場に向けてパフォーマンス力を付けようと、新しい世代となる1年生メンバーも入れて個々のスキルを伸ばしてきた。今後も練習で演奏のクオリティを高めていき、全国の舞台を楽しみたい」と意欲をみせる。

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