北上・西和賀

輝く校史 今後も 70周年に誓い新た 専大北上高

生徒や教職員が学校のさらなる飛躍を期した専大北上高70周年記念式典

 北上市新穀町の専大北上高校(阿部伸校長、生徒726人)の創立70周年記念式典は8日、同市さくら通りの市文化交流センターさくらホールで行われ、関係者が地域と歩んだ校史を振り返るとともに、学校教育のさらなる発展、充実に誓いを新たにした。

 生徒や教職員、来賓ら約900人が出席。吹奏楽部によるマーチングドリル演奏などのオープニングセレモニーに続き、同校を経営する学校法人北上学園の宮岡孝之理事長が「70周年を一つのスタートとして、学校が北上市に存在する意義を見直し、100周年に向けて教職員と生徒が一丸となって輝く歴史を積み重ねていく」と式辞を述べた。

 阿部校長は「これからの社会は技術革新が進み、すさまじいスピードで変化が起こるが、そのような中でも未来を切り開いていく力を身に付けさせる教育に邁進(まいしん)する。地域や社会のニーズに合わせて人材を育成していく」とあいさつした。

 在校生を代表し、前期生徒会長の伊藤悠太郎さん(3年)が「生徒一人ひとりが、現代社会に応じた新たな視点や自覚、誇りを持つことが求められる。地域に愛され、社会に貢献できる人間となることを目指す。歴史のバトンをしっかり受け取り、新しい世代につないでいけるように努力する」と誓った。校歌は斉唱せず録音曲を流した。

 式に続き、専修大法学部の坂誥智美准教授が「男女で髪型は決まっているの?」と題して記念講演した。

 同校は1951年に開校した黒沢尻女子高校を前身とし、57年に現在の場所に移転。61年に専修大の付属となり、63年から現在の校名となった。建学の精神「報恩奉仕」の下、市内唯一の私立高校として、これまでに2万3000人余りの人材を輩出している。

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